【映画】宇宙戦艦ヤマト実写版観てきた@ネタバレ無
リアルタイムな年代では無いんですが、TVアニメ版のヤマトをなんとなく知っている感じです。松本零次さんのコミックは大好きです。特に銀河鉄道999とか。
1年前位だったかな、劇場版のヤマトを観たときに感動しちゃって、それ以来とりこになってます。
んで、今回はそんな国民的アニメ「ヤマト」の実写版という事で、どうなっちゃうんでしょうと。期待20%位で、発表された夏頃からずーと首を長くして待ってました。
上映始めのツカミは、スターウォーズEPSODE3を超える度肝を抜くシーンから始まります。これには焦りました。こんなシーンも邦画で観れちゃう時代なんだ。。
もう、観てるこっちもテンションあげあげです。
しかし、こんなあげあげテンションが継続されるのは、最初の10分程度でした。
後は予想が付くベタなシーンが延々と1時間、続きます。
こういった大好きなジャンルのSF映画で、あくびが出たのはかなり久しぶりです。
とにかく、とっても残念な作品でした。
キャスティングもどはまりな人(緒方さんや柳葉さんOK)もいれば、観れば観るほど?が付く木村拓哉(っていうか演技2割で8割おまえじゃん)、メイサは小雪なのか?、なんで?高島礼子なの?、もうアナライザーに限っては、ありえない落ちが待ってる。
シャクが足りない感もあります(話が飛びまくる)
敵陣に進入した時なんか、笑っちゃいました。ゲーム(HALO)みたいなんだもん。
敵を目前したクライマックスだというのに、どうでもいい人間ドラマがグダグダと数十分と続きます。あり得ない。まるで、B級テレビドラマを見ているようでした。
映像は本当にすばらしいです。違和感のある実写では無く、全然不快無くみれるんです。CGも全然はまってます。音響も十分です。
ストーリーのこじつけも結構酷かったですね。観ながら心の中でなんども突っ込んでます。
ただ、実際の「戦艦ヤマト(大和)」の運命と引っかけての理由付けがあったのは、TBSなのに珍しいと思ったくらい。
とにかく、色々な点で、残念なんです。非常にもったいない。
邦画に良くある事なのですが、なんで俳優を発掘しようとしないの?TVでよく見る人を、スクリーンで観て、感情移入なんかできる訳ないでしょ。
実際、90分間、古代では無く、木村拓哉が写ってました。
本当の最後のシーンなんか、「えっ!これで終わり?!」って誰しも思います。まさか、と思ってスタッフロール最後まで観ちゃいました。
キリヤさんのGOEMONとかで、「もうこれで邦画SF問題無しッ!」といきこんでいただけに、もう落胆が酷いです。
うーん、単純な爽快活劇SFにしたかったのか、人間ドラマを中心にしたかったのか、軸がブレブレだったんじゃないかと思います。あーあーもったいない。非常にもったいない。
SPACE BATTLESHIP ヤマト
http://yamato-movie.net/index.html