【パーツ】出揃ったRyzenの総スペックまとめ
ソケットAM4向けAPU(前世代)も、かなり格安(1万円)で販売されてるので、とりあえず安価に自作する事も可能です。ビデオカードも要りません。
以下、自作PCに詳しくない方にも、細かく補足してますのでご安心ください。
Ryzenを選ぶ上での注意
まず初めに注意しておかないといけない点があります。
悪い点
- ビデオカードが必須である
- SATAポートが意外に少ない(HDDやSSD)
- 非純正CPUクーラーの選択肢が少ない(流用できないパターン有り)
- 高速メモリとは相性がある(普及帯なら問題無し)
- BSD/Linuxでバグ問題(解決済み)
- コアが多い分わずかに消費電力多め
- MicroATX/ITXマザーボードの製品が少なめ
- そろそろインテルが本気を出す(かも)
良い点
- 条件付きで1~2万円ほど安くなる
(ビデオカードを持ってる、マザボが安い) - オーバークロックが利用できる
- DDR4-4000までサポートしてる
- Windows7/8もサポートしてる
- 次期Ryzenでも、マザボが流用できる(かも)
Ryzen一覧
コア | Ghz | Cashe | TDP | 価格(約) | |
Ryzen3 1200 |
4(4) | 3.1-3.4 | 4x512KB 8MB |
65W | 13,500円 |
1300X | ↓ | 3.5-3.7 | ↓ | ↓ | 16,000円 |
Ryzen5 1400 |
4(8) | 3.2-3.4 | ↓ | ↓ | 18,000円 |
1500X | ↓ | 3.5-3.7 | 4x512KB 16MB |
↓ | 20,000円 |
1600 | 6(12) | 3.2-3.6 | 6x512KB 16MB |
↓ | 25,000円 |
1600X | ↓ | 3.6-4.0 | ↓ | 95W | 28,000円 |
Ryzen7 1700 |
8(16) | 3.0-3.7 | 8x512KB 16MB |
65W | 35,000円 |
1700X | ↓ | 3.4-3.8 | ↓ | 95W | 42,000円 |
1800X | ↓ | 3.6-4.0 | ↓ | ↓ | 54,000円 |
Ryzen7の8コアに注目しがちだが、Ryzen3や5下位モデルのコスパも素晴らしい。ちなみに世界で一番売れてるのは、Ryzen5-1600です。
高クロックのRyzen5 1500X(3.7Ghz)もアリです。オーバークロックで、4Ghzまで伸ばせるようです。
AM4チップセット種類
A320 マザボ |
B350 マザボ |
X370 マザボ |
|
価格帯(約) | 1万円以下 | 1万円 | 2万円 |
オーバークロック | × | ◯ | ◯ |
PCIexp2.0バス | 4 | 6 | 8 |
USB3.1Gen2 | 1 | 2 | 2 |
USB3.0 | 2 | 2 | 4 |
SATA3.0 (SSDやHDD接続) |
2 | 2 | 4 |
PCIレーン分割 | × | × | ◯ |
Nvidia SLI (ビデオカード2枚) |
× | × | ◯ |
AMD CrossFire (ビデオカード2枚) |
× | ◯ | ◯ |
下位A320でも、メモリスロットは4基サポートです(インテルH110等は2基)
製品によっては、SATAポートがこれより多く実装されてます。
自作PC10万円で揃えてみる
Ryzenパターン | 例)Intelパターン | |
CPU | Ryzen1600 6(12)コア3.2Ghz 25,000円 |
Core i5-7600 4(4)コア3.5Ghz 25,000円 |
マザボ | B350 10,000円 |
H270 10,000円 |
メモリ(高騰中) | DDR4 4GB2枚 8,000円 |
→ |
SSD(若干高騰中) | SSD 240GB 10,000円 |
→ |
ビデオカード | GeForce1060 3GB 25,000円 |
→ |
ケース | MicroATXタワー 3,000円 |
→ |
電源 | 500W ATX電源 5,000円 |
→ |
OS | Windows10 Home 14,000円 |
→ |
総額 (2017/9現在) |
100,000円 | 100,000円 |
キーボードやマウス、スピーカー、モニターは含めておりません。ゲームしないなら、ビデオカードはもっと安価なモノでOKです。
一番売れ線のこの価格帯でも、ダントツでRyzenの優位性が見て取れます。さらに、余った予算を、ビデオカードやストレージに振る事ができる訳です。
さらにオーバークロックする事ができるので、安全圏の+10%程度性能を上げられます。インテルだと、チップセットやCPUが限定されてしまいます(Z270&K付き型番CPU)