【学問】ゲーマーやオタクを人的資源として考える
アメリカで放映されているTEDという番組で紹介されたものなんですが、ちょっと眉唾な感じですけども、こんな考え方があったりします。
ゲームマニアというと、ただ単に時間を浪費してるだけの現実逃避人間と捉えがちです。
・・ですが、あえて、彼らを注意深く観察してみようという訳です。
大抵は、ゲーム内で定められた困難な仕事をポジティブに、淡々とこなして行ってるんですよね。困難な仕事とは、「世界を救う」とか「ゾンビだらけの中に飛び込んで人命救出」とか、現実世界だとしたら、壮大すぎる仕事なんです。
しかも、それを、前向きに(給料が無くてもw)、立ち向かって行ってる訳です。
現在は、様々なタイトルが発売されていて、ひらすら銃を撃ちまくったり、経済的な知識が必要なもの、戦略戦術が必要だったりします。
自分の持っているスキルを超えたものを”要求され続ける”訳です。それを給料無しで、ポジティブにやってのけてる。
いま流行してるオンラインゲームなら、コミュニケーションを取ったり、共同で困難な仕事をやってのけてます。
この番組で紹介されたある写真なんですが、これ、あるゲームをクリアした瞬間なんだそうです。
最も困難なノルマを達成したんだそうですw
現実世界で、こんな顔を見たこと無いでしょ?それだけ没入して、立派に”仕事をこなして”いたという訳です。
先進国のアメリカや日本に限らず、途上国でもこれからゲーム人口が増加していくのは目に見えてます。
1人のゲーマーが人生に費やすプレー時間は、かなりの量です。それを、世界的規模で見るとそれはもの凄いリソースとなります。
それを何かに利用できないだろうか?
というお話だったようです。
研究成果的には、(ビデオゲームでは無いけど)、ウェブサイト上で仮想問題を提起してそれを解決する方法を募るゲーム?などがあるようです。
批判や揚げ足取りだけの日本では、なかなかこういう研究って無いですよね。この辺の自由さが羨ましいですね。
詳細は、こちらのブログで。
http://www.aoky.net/articles/jane_mcgonigal/gaming_can_make_a_better_world.htm