【PC】HP 285G8にSATA SSD増設ついでに中身見る&Ubuntu添えて
追記:無事先方で稼働中
追記:VPN+Sambaとか
とっても安価なHP製のデスクトップPCの有名なシリーズ製品です。
HP285G8は、2024/4辺りに販売していたモデルで、Ryzen5 5600Gが乗ってるスタンダードなモデル。
※メモリ8GB、M.2 Nvme 256GB、Win11
追記:詳しくは、Ryzen5 5650Gだった(Renoir/Cezanne, Cache 384K/3M/16M)
確か、59800円だったと思います。
やっぱ、自作じゃ、このお値段で組めないもの・・。
(;^ω^) やっすい
それなりのスペックで、とりあえず1台欲しい的な用途にピッタリでしょう。
こちらに、2TB SSD(SATA)を増設する事になったので、ついでに中身を見てみようと思います。
自作erなら、ちょっと気になる所でしょう。
(;^ω^)
しっかし、わりかし小さな筐体で、しかも軽い。女性でも片手で余裕で持てます。
中身
内部へは簡単にアクセスできます。
サイドパネル外して、光学ドライブ外して、排気マウンタ用?板を外したところです。
とてもシンプル、それでいて、オリジナル設計なマザーボードで御座います。
M.2スロットは1か所、旧PCIスロット、PCIex1/PCIex16、メモリは2スロット(1枚挿しで8GBやった)
M.2スロット近くにSATA1個、別の場所にSATA2個。使われて無いですが、SATAケーブルがあらかじめ刺さってました。
樹脂で固定されてるといったような事は無く、普通に抜き差し可、よく見るSATA端子に見えます。
電源とか
180Wと容量は小さいものの、80PLUS GOLD電源(高効率)で御座いました。
12Vラインは、14.88A(約180W)だそうです。
GeForce 3050(TDP130W)辺りならギリ行けるか、どうかってところでしょうか。
追記:とっても静かです
※そもそもPCIex給電が不可能なので、補助電不要のみ
あれ、5Vと3.3Vの分は?
・・と思っていたところ。
なるほど、電源すらオリジナル設計なシロモノ。
マザボへは4ピンと、CPU給電へ4ピンの配線しかありません。
この辺は自作用への流用は完全不可なんですね。
M.2とPCIスロット
搭載されてたM.2は、KIOXIA 256GBでしたけど、市販されてるものとラベルが違います。
追記:型番KBG50ZNV256G
すぐ近くにSATAポートがあって、何も接続されてない状態ですが1本付属されている感じ。
旧規格のPCIバスがあるってのが、業務用途向けもターゲットなんだなと思ってしまいます。
PCIex16があるので、ビデオカードなどを増設する事も可能ですが、内部的に本当にx16になってるのか気になる所では御座いますが・・・。
(;^ω^)
筐体の奥行全体までの長さのカードを利用する事が出来ますが、なにぶん電源が頼りないので、選択肢は限られます。
光学ドライブに接続されてるSATA端子は、小さいタイプのもの?のようで、ケーブル自体の流用はできない。
マザボ前面
マウンタで隠れてた部分のマザーボード。
電源の供給はこの4ピンです。
5Vと3.3Vは、12Vからマザボ側で作ってるんでしょうね。
んで、見えるスピーカーが、これ、BEEPだけでなく、普通の音声も鳴ります。ただ、音量はとっても小さい。
基本スピーカー要らずと、法人向けに最適ですw
このモデルは、前面にUSBポートが6つも並ぶ強烈な見た目なのですが、見ての通り、マザボ直付け1枚基盤でやってのけてる。
端に見えるのは、電源スイッチですが、これすら直付け。
ちなみに、BIOSで、USBポートを個々に無効設定できます。
BIOSはメーカー独自のもので、自作パーツのようには細かく設定できません。
背面とか
潔いほどにスッキリしてます。
電源は、下部側になる。主電源スイッチのようなものは無い。
とことん、コストカットしてる。
というか、(若い人は知らんだろう)シリアルポートが標準装備なのだ。
(;゚Д゚)!
レガシー中のレガシーだ。
だが、いまだに現役な現場もあるだろう。
56Kbps高速モデム繋ごうぜッ!!
ストレージマウンタ
筐体の前面部に位置します。
黒い鉄板の用途がよく分かりませんが、吸気面になるので、おそらく9cmファンを搭載できるようです。
剛性確保の意味もあるかもしれません。
吸気は前面と側面から、筐体上部背面に向けて流れるようです。
ホコリが溜まりやすそうなのは、黒い鉄板と、CPUクーラー周辺になりそう。
ストレージ部分は空気の流れが無いので、ハードディスクの場合、熱が籠りそうではあります。
こちらが、ストレージを格納できる部分になります。
光学ドライブ(薄型)は、ネジ要らずで外せます。
上面には、3.5インチドライブ、排他で2.5インチを取り付けられます。
2.5インチにおいては、ネジ穴が3か所しかありません。
しかし、筐体含め全体的に鉄板が薄い。手で簡単に曲げられます。
だから軽いんですね。
いっそ、ケース全体を樹脂で作れないんでしょうか。その方がコスト的にも重量的にもええかと。安っぽくなるから、避けてるんでしょうか。
SSDを取り付ける
取り付けるのは難しくありませんが、フロントパネル(ネジ無し)を外して、マウンター自体を取り出さないといけません(ネジ1か所で固定)
既に、存在してるSATAケーブルをそのまま接続するだけなのですが、ケーブルの長さがギリギリなので、慎重に接続しないといけない。
ちなみに、増設したSSDは、円安の昨今、いま一番安かったTeam GX2 2TBにしました。
15000円位でした(安いころは1万切ってたのに・・)
※もっと安価なやつはあるが、Teamなら安心して利用できる
安い時に買いだめしとけばよかった。
(;^ω^)
無事認識したのを確認、壊れてなくて良かった。
消費電力とか
ついでなので、消費電力を測ってみました。
ちなみに、自分が使ってるデスクトップPC(ゲーム用)には、Ryzen7 3800XTという前世代のRyzenなのですが、まぁ、普通に電気を消費します。
そのつもりで同じ位だろうと思っていたら、ですよ。
15W(PC全体)
(;゚Д゚)はぁ?!
ノートPCレベルじゃねぇか。
あくまでアイドル時の数字ですが、起動時でも最大30W程度です。
Windowsの設定は、完全に初期時のままです。
※Ryzen7 3800XTのPCだと黙って、最低60W
追記:Ubuntu(CUI)だと、アイドル13Wでした
最も、電源やマザボが専用設計たる所以かもしれません(無駄が無い)
省エネ向けに、設定を絞っていけば、もうちょい狙えるかもしれません。
このPC、サーバに仕上げるつもりなんですよね。
(;^ω^)
もう9000シリーズも案内されてるし、5000シリーズは底値でしょう。AM4マザボやDDR4メモリも処分価格だし、安価にPC組むなら、Ryzen一択。
AMD CPU Ryzen 5 5500GT with Wraith Stealth Cooler AM4
Ubuntu24.04LTSサーバぶっこむ
今年の4月にリリース(LTS版)したばかりのUbuntuを使います。
自分が使うサーバではないので、ちゃんと作るつもりではいるのですが、なにぶん低予算。
(;^ω^)
小規模ですが、しっかり構築します。
先方で、いま動作してるサーバが、Pentium M(20数年位前のCPU/4GB RAM)&Ubuntu20.04LTSで動作してるんですよ。化石がしっかり仕事してんです。凄いでしょ。6TB SATAのハードディスクぶっこんで・・w
これでも常時稼働(実業務&数十名規模)で十分耐えられてるだもの。5年位かな、いままで一切トラブル無し。
(;^ω^)
※さすがに故障リスクが・・との事で刷新
※ここのWebサーバも、Ubuntu 22.04LTS使わしてもらってます
こんな化石でも最新技術が利用できるようにしてくれるLinuxに感謝でもあります。
Ubuntu 24.04LTSが出てから、ほぼ4か月が経過。十分なバグ取りされてるか?とも思えなくもないですが、まずはこれをインストールしてみます。
毎度、Linuxコミュニティに感謝感激で御座います。幸あれ。
写真の通り、エラー無くインストール出来ました。Server(CUI)版ですけどね。
メモリの1GB分位取られてるみたい。多分、VRAM用かな。BIOSにそれらしい設定が見当たらない。
512MB確保されてるよう。もっと少なくてええんやけども。
[ 5.960050] [drm] amdgpu: 512M of VRAM memory ready
[ 5.960052] [drm] amdgpu: 3633M of GTT memory ready.<拡張分らしい
tlpとか入れて、さらに省エネ機にしようと思いましたが、設定項目が多すぎて調整にめっちゃ時間を取られる(AMD2世代以降は・・これ、とか部品単位)、とりあえず、デフォルトにおまかせ。
いつかやる(予定は未定)
時間が無いのに、USBカメラ繋いでRTMP配信をやってみる。意外にも簡単にできたが、カメラの発熱がヤバそう。こういうのは、業務用だと対策されてんのかな。
追記:VPN+Sambaとか
主な設定はほぼ終わりました。
前回のUbuntu 20.04の時の作業記録は全て残していたので、そのまま踏襲して構築出来ました。
若干の項目の違い(netplan・SSHとか、Pythonとか)はありましたが、基本そのまんまイケました。
(こういう時は)レガシー素晴らしいw
(;^ω^)
ユーザー情報や認証系、今運用中のデータを、持ってくるってのが、一番の鬼門。。
しかし、色々作業してましたが、sensorsで温度測定してみたら、気温+3度程度で収まってました。今時のPCは冷え冷えなんです(今さら)
PentiumM機は、常に気温+15度とかですし。。w
追記:
いや、Sambaがなんかおかしい。
※なんか途中で、samba から smbd になったし(apt reinstall後)
前と同じ構成にしようと、いろいろ作業してたんですが、何かおかしい・・ような気がする。
バグ・・くさい・・?いつか治る事を期待して。
VPN(wireguard)経由から、どないしてもアクセスする事ができない。
リモートじゃなくても、自分から(vpnアダプタ向け)smbclientでもダメ。
※NT_STATUS_CONNECTION_REFUSED そもそもリッスンしてない?
動的なインターフェースには認知しなくなった?(前環境はイケた)
しばらくは、bind interfaces only = no で対応。これならイケる
このトラブル発生中の作業の際、LANケーブルが劣化するという謎の事案も発生したから、なおさら混乱しました。皆さんもお気をつけください。
だって気付いたら、10Mbpsでリンクしてんだもんw
Pingでパケット欠損してんだもんw
( ;∀;)
あと、::ffff:192.168.1.10 こんなアドレスでアクセスされてたりします。
もちろん、IPv4じゃありません、これ、IPv6です(IPv4をマップする手法、32ビット分)
IPv4の書き方で設定してたら、無論、スルーされます。
これ、マスクしたい場合は、::ffff:192.168.1.10/120 って書けんのかな?(未テスト)
追記:Samba公式ドキュメントから
https://www.samba.gr.jp/project/translation/current/htmldocs/manpages/smb.conf.5.html
bind interfaces only (G)
PPP などの間欠的なネットワークインタフェースや、非ブロードキャストなネットワークインタフェースにサービスを提供している場合は、 これらの非永続的なインタフェースをうまく処理できないため、このパラメーターを使わないこと。
・・・だそうです。
(;^ω^) じゃ、前はなんで動いてたん
ん?Wireguard側で仕様が変わったとか・・。もうちょい調査が必要です。
公式の方に、Sambaの診断方法が詳細に書かれております。とても有益ですので、参考にどうぞ。
https://www.samba.gr.jp/doc/diag.html
追記:
最近Pythonのコードを書いてなかったので気付いてませんでしたが、今のバージョンでは、以前のように pip install とか適当にパッケージを導入する事が出来なくなりました。
エラー(error: externally-managed-environment)吐かれます。
venvで仮想的な環境を作って、そこにパッケージやらなんやらをまとめろ、って事のようです。メンテナンスなんやらを考えれば、イマドキですし理想でしょう。
だが、とりあえず、今すぐ動作させたいッ!
(;゚Д゚)!!
なんて方もいらっしゃるでしょう。私もその一人。
su – (ユーザーID)
pip install (パッケージ名) –break-system-package
こんな感じで強制的に以前のようにインストールする事ができます。
念のため、su -でアカウントを切り替えて、影響を、そのユーザーだけに留めておいた方がいいでしょう。
※~/.local 以下に入ります
え?Windows11はどうした?
まるっと削除させて頂きました。
はい
(;’∀’)
マグロソフトは、市場規模が縮小するなか、Windowsをサブスク式にしようと画策してるに違いない、今のうちから、Linux陣営に移っておいた方がダメージ少ないぞ。
追記:無事先方で稼働中
お盆休暇の最中に、先方のサーバ切替を行いました。
休み明けの稼働開始時は、まずトラブルが起きるもの・・ですので・・w
(;^ω^)
緊張しておりましたが、案の定、ファイルのパーミッション設定ミス(あるある)が多発。
お仕事で遠方にいたんですが、超炎天下の中、合間合間に、リモートからSSHメンテで対応できた。
いまの所は、安定してる様子。
”勝手に” 装着しておいたUSBカメラ(防犯用)が、めちゃめちゃ不評で、さっそく停止。
現場の人達が、常時監視されてるんじゃないかと不安になっちゃうんでしょうね。
(;’∀’)