【net】無線LANルータの選び方を調べてみた
そういやイマイチ分かって無く利用してるのが、無線LAN関係じゃないでしょうか。
「繋がったからOK!(゚∀゚)ノ」
・・という方も多いはず。私もそうなんですけどもw
いやいや、結構、これって製品選びに奥深さがあるんですよ。。
こんな写真みたいな、ゴッツイのを店頭で見て、「をいをい、大衆迎合かよ」・・・と笑ってしまいそうですが、それなりに意味があっての事だったりします。
もちろん、デザインも機能の一部ですけれども(;^ω^)
しかしながら、最近は、光回線でこういったONU一体型のルータ(ゲートウェイ)が支給されるので、自分で無線LANルータを買うまでも無い。
・・という話もあります。
・・でも、無線LANと書かれた製品を買って来ては無駄に電波を放出しまくってる方も多くみます(;^ω^)
1個辺り10W程度の消費電力ですが、24時間365日稼働してる訳なので、無視できないんです
んじゃ、どんなんがええねん?
フレッツ光やAU光などに契約してる場合は、ONU+ルータ(ゲートウェイ)が既にあるので、無線LANルータではなく無線AP(アクセスポイント)だけで結構です。
NTTなどから無線LANカードをレンタルする事で、無線AP化する事もできますが、レンタル代が高いです。買った方がいい
でも、値段的にほぼ同じなので、無線LANルータを購入する事になると思いますけども(;^ω^)
※無線LANコンバーターという見た目が同じ製品があるので、注意!これは違うぞ
通信規格と電波の違い
いまだと新製品で、450Mbpsという文字が謳ってるかと思います。これにもワナがあります。
無線LANには、規格が11b/11g/11a/11nと4種類あります。
それぞれ、通信速度や、利用する電波が違います。この、利用する電波の違いがとっても重要です。
11b/11gは古い規格で今どき使いませんが、DSやPSPなどのゲーム機は、11gなどが使われます
11aは、ほとんど使われません。一部の業務用途くらいでしたが、最近この11aが注目されてんです。
規格名 | 電波(周波数) | 速度 |
11b | 2.4Ghz帯 | 11Mbps |
11g | 2.4Ghz帯 | 54Mbps |
11a | 5.2Ghz帯 | 54Mbps |
11n | 2.4Ghz帯 & 5.2Ghz帯 | 100 ~ 450Mbps アンテナ本数による(MIMO) |
現在、みんながスマホや無線LAN対応機器を使い出してしまったので、この2.4Ghzの電波が飛び交ってる訳です。つまりは、もう2.4Ghzが混線しまくってるんで、遅くなってしまってる。
(高い製品が多いが・・)可能なら、11aが利用できる無線LAN製品が良い。11aが使えるという事は、より高速の11nを、5Ghz帯で利用できるという事です。
ちなみに、11a/11n(5Ghz)対応してるスマホはあまりありません(;^ω^) ただ、LTEを謳ってるような新しい製品は、ほとんど対応済みのようです。iPhone5とか
11nでの高速通信とアンテナ数
11nでは、(現在)450Mbpsの速度が実現できますが、察しの良い方なら気付いてると思いますが、これ、アンテナ数が重要です。
MIMOと言って、複数の通信を束にして高速性を実現してます。
日本の電波法上、出力に制限があるため、やむおえない対策なのでしょう
古い製品にある300Mbpsなら、アンテナ2本のはずです。
購入する前によーくパッケージを見てください。
「450Mbpsは11n(5Ghz)のみに対応しております」とか書かれてるやつが結構あります。
2.4Ghzの11g/11nのパソコンやスマホしかない方は、この450Mbpsを体験できずに終わってしまいますm9(゚∀゚)
もうわかんねぇ・・。めんどい。。(;^ω^)
というなら、一番高いのを買えばいいんですけども。これとか。
NEC Aterm WR9500N[HPモデル] PA-WR9500N-HP
2.4/5Ghz両対応で、それぞれの電波で450Mbpsが出ますよ。まぁ・・実売8000円くらいですけども。
とにかく安くて、それなりに速いやつ!(゚∀゚)
なら、これ。1280円(2013/2現在)
PLANEX 300Mbps 超小型ハイパワー無線LANマルチファンクションルータ/アクセスポイント/コンバータ MZK-MF300N
2.4Ghzのみですが300Mbps対応、小さいので、配線しやすくて、APにもルータにも、コンバータにもなるので、将来にも使い回しが効く(これ重要です)、しかも、USBから給電もOKという省エネ。
コンバータとは、有線LANしかない機器を、無線LAN化する製品。まぁ、テレビとかデスクトップPCなどで使えますね
出口が100Mbpsじゃ意味ない?
11nで450Mbpsで接続されたとして、実質その半分の約200Mbpsで通信がされるはずです。
安い製品に多いのですが、無線LANルータの出口になる有線LAN端子の規格が、100Mbpsの場合がほとんどです。
つまり、無線LANに接続される端末が、ノートPCやスマホ数台とかいう状況になると、明らかに足りません。
価格コムとかで、「オセーよ」とかいうレビューが多いのもその性かもしれない
安い無線LAN AP/ルータを複数台設置して、分散化するか。Gigabit対応(1000Mbps)の製品も選択肢に入れるべきです。
将来の規格とレビューを参考程度に・・
ちなみに馬鹿高いですが(;^ω^)
将来の無線LAN規格の11ac対応製品が出てます。
600Mbpsだそうなぁ。。。
BUFFALO AOSS2 11ac技術/n/a/g/b 無線LAN親機 【Wii U動作確認済み、iPhone5・Android端末対応】 WZR-D1100H
現在14000円程度。
まだ、正式な規格となってないので、人柱覚悟でしょうw
価格コムとかでは、この辺りの知識が無い方が、さんざんな見るに耐えない書き込みをしています。
なんだか、メーカーの人が可哀想です。
だって、11n対応製品買ってんのに・・
「54Mbpsで安定して接続できてます(ハート)」
・・とか当然のようにコメントしてる訳です。
こういったレビューを、あまり鵜呑みにしてはいけません。
ちなみに、フレッツ光やAU光で配ってるゲートウェイって、Gigabit対応品だったんですね。今まで知らんかった。。(;^ω^)