【パーツ】出揃ったRyzenの総スペックまとめ

2017年9月7日プライベートgaming,ryzen,SPEC,自作

sc20170907163032ThreadripperからRyzenまでほぼ出揃いました、残るは(希望の)APUのみとなりましたが、一応Aシリーズがあるという事で、まとめてみました。

ソケットAM4向けAPU(前世代)も、かなり格安(1万円)で販売されてるので、とりあえず安価に自作する事も可能です。ビデオカードも要りません。

以下、自作PCに詳しくない方にも、細かく補足してますのでご安心ください。

Ryzenを選ぶ上での注意

まず初めに注意しておかないといけない点があります。

悪い点

  • ビデオカードが必須である
  • SATAポートが意外に少ない(HDDやSSD)
  • 非純正CPUクーラーの選択肢が少ない(流用できないパターン有り)
  • 高速メモリとは相性がある(普及帯なら問題無し)
  • BSD/Linuxでバグ問題(解決済み)
  • コアが多い分わずかに消費電力多め
  • MicroATX/ITXマザーボードの製品が少なめ
  • そろそろインテルが本気を出す(かも)

良い点

  • 条件付きで1~2万円ほど安くなる
    (ビデオカードを持ってる、マザボが安い)
  • オーバークロックが利用できる
  • DDR4-4000までサポートしてる
  • Windows7/8もサポートしてる
  • 次期Ryzenでも、マザボが流用できる(かも)

Ryzen一覧

  コア Ghz Cashe TDP 価格(約)
Ryzen3
1200
4(4) 3.1-3.4 4x512KB
8MB
65W 13,500円
1300X 3.5-3.7 16,000円
Ryzen5
1400
4(8) 3.2-3.4 18,000円
1500X 3.5-3.7 4x512KB
16MB
20,000円
1600 6(12) 3.2-3.6 6x512KB
16MB
25,000円
1600X 3.6-4.0 95W 28,000円
Ryzen7
1700
8(16) 3.0-3.7 8x512KB
16MB
65W 35,000円
1700X 3.4-3.8 95W 42,000円
1800X 3.6-4.0 54,000円

Ryzen7の8コアに注目しがちだが、Ryzen3や5下位モデルのコスパも素晴らしい。ちなみに世界で一番売れてるのは、Ryzen5-1600です。

高クロックのRyzen5 1500X(3.7Ghz)もアリです。オーバークロックで、4Ghzまで伸ばせるようです。

AM4チップセット種類

  A320
マザボ
B350
マザボ
X370
マザボ
価格帯(約) 1万円以下 1万円 2万円
オーバークロック ×
PCIexp2.0バス 4 6 8
USB3.1Gen2 1 2 2
USB3.0 2 2 4
SATA3.0
(SSDやHDD接続)
2 2 4
PCIレーン分割 × ×
Nvidia SLI
(ビデオカード2枚)
× ×
AMD CrossFire
(ビデオカード2枚)
×

下位A320でも、メモリスロットは4基サポートです(インテルH110等は2基)

製品によっては、SATAポートがこれより多く実装されてます。

自作PC10万円で揃えてみる

  Ryzenパターン 例)Intelパターン
CPU Ryzen1600
6(12)コア3.2Ghz
25,000円
Core i5-7600
4(4)コア3.5Ghz
25,000円
マザボ B350
10,000円
H270
10,000円
メモリ(高騰中) DDR4 4GB2枚
8,000円
SSD(若干高騰中) SSD 240GB
10,000円
ビデオカード GeForce1060 3GB
25,000円
ケース MicroATXタワー
3,000円
電源 500W ATX電源
5,000円
OS Windows10 Home
14,000円
総額
(2017/9現在)
100,000円 100,000円

キーボードやマウス、スピーカー、モニターは含めておりません。ゲームしないなら、ビデオカードはもっと安価なモノでOKです。

一番売れ線のこの価格帯でも、ダントツでRyzenの優位性が見て取れます。さらに、余った予算を、ビデオカードやストレージに振る事ができる訳です。

さらにオーバークロックする事ができるので、安全圏の+10%程度性能を上げられます。インテルだと、チップセットやCPUが限定されてしまいます(Z270&K付き型番CPU)

2017年9月7日プライベートgaming,ryzen,SPEC,自作

Posted by nabe