【音楽】ラズパイを音楽サーバ化してみる@MPD

2014年6月19日プライベートMPD,Raspberry Pi,サーバ,音楽

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追記あり:

Raspberry Piの記事を見てみると、音楽サーバ化して利用されている方も多く、試してみたところ・・

(゚∀゚) おっこれは便利ッ!

MPD」というサーバを利用するもので、サーバ側が「ラジカセやコンポ」のように見えるシロモノです。

つまり、それをリモートで操作するというイメージです。

クライアントとして、Windows8(64bit)とAndroidで試しました。

思いの外簡単でした。敷居が低いので、手軽に構築可能です。

事前に、ラズパイには自宅サーバとして、「NAS・自動バックアップ(Winファイル履歴)・時報・WINS・カメラ監視」を構築済みです。負荷も問題無し(前記事参考)

現在のラズパイの状況は、USBハブ(セルフパワー)に、ラズパイ、SSD外付、カメラ、USBファンを接続してます。スピーカーは3W程度のもの。24時間稼働してます。ケースは自作(前記事参考)

MPDの導入

apt-get install mpd mpc

MPDと、一応クライアントのMPCも入れておきます。

vi /etc/mpd.conf ※設定ファイルを編集(3箇所)

port                            “6600"  ※ポートを指定
#bind_to_address                “localhost" ※外部からのアクセス可
mixer_type                      “software" ※音響タイプ指定

音楽ファイルを入れておくディレクトリは、デフォルトで、”/var/lib/mpd/music/”となるのですが、私の場合は外付HDDのものを利用するので、ここにリンクファイルを置きます。

ln -s (音楽ファイルのディレクトリ) /var/lib/mpd/music/

chown mpd -R /var/lib/mpd/music ※所有者をmpdユーザーに変更

後は、起動します。serviceコマンドが利用可能です。わずか、これだけです。簡単です。

service mpd start

クライアントから操作

それでは、クライアントからアクセスしてみます。

いきなり外部から接続してもOKでしょうが、一応、ローカルからテストします。先ほど同時にインストールした「MPC」です。

まず、音楽データベースを更新します。

mpc update ※音楽データベース更新(時間が掛かる)

後は、プレイリストを作成します。こうすると、全曲を追加します。

mpc ls|mpc add

後は、”mpc play”とするだけで、音が鳴るはずです。停止は、”mpc stop”となります。

主なコマンドは以下です。

mpc ls ※プレイリストの一覧

mpc add ※プレイリストに追加(”mpc ls|mpc add”で全曲追加)

mpc play/next/prev/pause/seek ※音楽再生の主な操作

mpc random/repeat ※ランダムやリピートON/OFF

mpc stats ※現在のステータス

mpc help ※ヘルプの表示

Windowsクライアントから操作

sc20140619130414なんだか検索しても、Windows8の情報が無いんですよね。

MPDクライアントは沢山あるらしいんですが、これと言ってスタンダードが無いようです。

Linuxで有名なGnomeの「GMPC」が安心かなと思いきや・・、リンク切れぇ・・のようで。

私は、一応、MPD公式で案内されてる「ARIO」というクライアントを利用する事にしました。

http://ario-player.sourceforge.net/download.php

このソフトは、GTK+で作られているので、事前にGTK+ランタイムが必要です。

http://sourceforge.jp/projects/sfnet_gtk-win/releases/

インストールし起動すると、「アシスタント」が起動しますが、なんでか入力する事ができません(;´Д`)

なので、適当に進めてください。画面が出てから、設定を行いましょう。・・とはいえ、MPDサーバのIPアドレスを入力するだけです。

もう既に、リストが表示されてるはずです。音楽も再生できます。

ちなみに、「MPDストリーム」というものもあって、ネットラジオとかも、プレイリストに含める事ができます

ウェブラジオも聞けますが、ほとんどがリンク切れのようで、しかもフランス関連のものだけです。もち、自分で追加編集できます。

「ウェブラジオ」タブをクリックして右クリック、「新しいラジオの追加」で、以下のアドレスを追加すると、NHKラジオ(らじる★らじる)が聞けます。

mms://a33.l12993146032.c129931.g.lm.akamaistream.net/D/33/129931/v0001/reflector:46032

Androidから操作

「MPD」と検索すると沢山でてくるので、好きなものを選べば良し。IPアドレスさえ設定すれば、もう操作できる状態のはずです。

これで、音楽ファイルはサーバにまとめておけば良いので、管理が容易になります(追加の度にデータベース更新が必要、クライアントから操作可能)

また、もうひとつの利点は、非同期再生&管理という点。

(当たり前ですが)全てがバックタスクで動作するので、音楽再生に関する操作が簡単になります。

例でいえば、12:00~13:00のお昼休みにだけ、ネットラジオや楽曲を流したいといったようなケースです。

CRONで、12:00に”mpc load/play”で再生指示、13:00に"mpc stop"を単純に実行するだけです。MPDが無かったら、スクリプトを書かないと実現できません。

追記:

1ヶ月程経ちました。めっさ便利です。ほんと、オススメ!(゚∀゚)

音楽を聞きたい時に、さくっとMPDクライアントを開いて再生できます。

MPDクライアントは、(再生指示を出すだけなので)軽いし、スマホからでも、止めたりシークしたりと、手軽に音楽を利用できます。

RaspberryPiも、しばらく24Hノンストップ稼働してますが、不安定になる事なく仕事をこなしてます。

同時に時報(MP3)も鳴らしてますが、同時に再生されてます。PulseAudioがやってるのか、ALSAがウマイことやってるのか、未調査のまんまですが(;^ω^)Linuxオーディオはよく知らん

2014年6月19日プライベートMPD,Raspberry Pi,サーバ,音楽

Posted by nabe