【PC】Chrome OSとやらの使用雑感をば@2019
風邪で数日寝込む事になり、普段のPCデスクには座れない。
良い機会と思ってしまい、急ぎChromium OSを入れてプチ常用してみた、その雑感レビューで御座います。
Chromium OSは、Google社が開発したLinuxベースのAndroid風なWebベース風なPC用としては風変わりなOSです。
日本ではあまり見かけませんが、Chrome Bookとして既に製品化したPCが流通してます。これのOSです。
利用させて頂いたのは、CloudReadyというもの。本家ビルドに若干手が加えられたもので、無料で入手可。
インストール方法、セットアップなどは割愛します。あと、決まり文句的な書き方はしません、思ったまでを書きます。
動作機:Thinkpad X61 T7200 2Ghz、RAM 3GB、USBメモリ8GBブート(廃棄寸前)、Wifi 11n x1
動作速度:まったく不満無し、並列動作OK、軽量Linuxには及ばないがメモリさえあれば軽快に動作
ブート・ログイン
Linuxのようなブートログ等一切無く、サクッとグラフィカルインターフェースのままログイン画面まで上がります。
体感的に感じるものとして、若干ブートに時間が掛かってるような印象を受けます。これは、ログインした瞬間も言えます。ネット越しに認証を行ってるためしょうが無いんでしょう。
一度、Wifiなどの設定、ログインしていれば、以前の状態を保持してくれてます。再ログインは、パスワードだけの入力となります。WindowsのようなPIN認証はありません。
パスワード不要のゲスト・ログインが可能です。
画面・インターフェース
画面下部は「シェルフ」と言います。左・下・右に配置可能だが、サイズ変更は出来ない(結構デカい)タッチパネルが無ければ、自動的に隠すをONにすると良いでしょう。
見て分かる通り、ウィンドウとしてサイズ・位置変更出来ますが、YoutubeやMapアプリをクリックすると、新しいタブとしてChromeブラウザに追加されます。
もちろん、複数ウィンドウにする事も可能です。Chromeブラウザの操作そのまま。
設定系は、右下の時間辺りをクリックすると表示されます。終了やログアウト等も全て、まとめられてます。
歯車アイコンで、まさにOSの設定画面に飛びそうなイメージですが、実際は「Chromeの設定画面+α」で、「+α」の部分が、ChromiumOS自体の設定を”少しだけ”弄れます。
※OS設定という設定は、皆無に等しい
アプリ系
アプリ系は、画面左下の「○」とクリックします。インストールされているアプリが表示され、必要とあらばウェブストアから入手可能・・ですが、Chromium純対応アプリの検索の仕方が未だに分かりません。
※テキストエディタを探すのに、こんだけ苦労するとは思わなかった
(;´Д`)
CloudReady版では、予め、VirtualBoxが入ってる?ので、ガチなギーク達は、フルスペックなLinuxをこれで堪能しろと、いう事なのかな。
いずれにしても、やる事が限られるのは覚悟しなきゃいけない。手足が縛られるストレスを感じるものの、普段からGoogleサービスを利用してる人なら、まったく不満無いはず。
パソコンじゃなくて、キーボード付きの大きいスマホだと思うと、不満が消える不思議さ。
スプレッドシートやドキュメントが、単体アプリとして無いのは意外だった。Driveから普通にアクセスして利用する。今風です。
これはCloudReady版限定らしいやつ(設定の中)、Youtube等での見れない動画が見れるようになるコーデックとFlash。
設定系
OS設定に関するものは、数える程度しか無く、出来ないと思った方が良い印象です。
「ユーザー補助機能」が豊富に用意されてます。ChromeVoxという音声読み上げ機能は、残念ながら「日本語版」がありませんでした。
音声入力も機能しませんでした(Thinkpadが悪いのか、そもそもなのか、判断できません)
放置すると、勝手にスリープに入りますが、スリープ時間すら設定できません。
※Chromium OSに裏設定画面とかありそうですが、そこまでは調べてません
ファイル系
ご想像通り、内部ストレージは(私の環境では)1.4GBが割り当てられてて、「ファイル」アプリから参照できます。
ファイルアプリからは、Googleドライブ(クラウド)へも直接アクセスができるようになっています。
また、Windowsファイル共有(SMB)によるマウントも可能になってるようです(未検証)アプリ検索すると、DropboxやOneDriveも接続できるみたいです。
エクスプローラーのような、ファイル管理機能は皆無で、削除かコピーか位しか出来ません。
印刷関係は、Googleのクラウドプリントを使えという事でしょうか(結局、Chromeブラウザ上で動いてる訳なので)
最後に雑感
数日間、ガチで常用させていただきましたが、ガチガチに強固にまとめ上げたシンプルOSは、伊達では御座いませんでした、Googleサービスに全託するなら、これほど便利なOSは無いでしょう。
”やれる事が限られる”が、「安心感」or「窮屈感」なのかによって、使う人を選びます。
常用とは言いつつ、USBメモリ環境でしたので、案の定、何度も固まり、強制電源OFFしてます・・。
(;^ω^)やっぱUSBメモリ信用ならねぇ
動画視聴(Youtube・Amazonビデオ)はまったく不満無し、テキスト書きだと、日本語入力ソフトに違和感を度々覚えましたが、それほどでもなかった。
インターネット越しが介在するためか、何かと1、2テンポ遅れて挙動する時が多い、Driveも何かと遅い。これが許容できるか。
あと、気になったのが、メモリの使用量でした。
アイドル状態で、1.5GB程度の使用量、Chromeブラウザのタブが増える毎に、ゴリゴリとメモリを消費していきます。
なんか、Windows10と対して変わらんかも・・とか。
(;^ω^)・・・
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コメント一覧
Chromebookにて、ChromeVoxの日本語読上げ設定に手こずり、調べていたらこのページにたどり着きました。
Android用のTalkbackは適用できないのかなと思いながら音声設定画面を見ていたら、音声の種類に「Android」というものがあり、試しに設定したら日本語で読上げてくれました。