【きー】静電容量一派がKeychronを試す@S1低背茶軸
追記:っていうか、英語配列に慣れない(2週間後)
追加:フラット形状への解決策
(;゚Д゚)ノ!!
静電容量しか勝たん!!
なにぶん、巷ではKeychronなるものが流行ってると耳にしたもので、どうにも気になってしまっていました。
魔が差して、調べていましたら、(未経験の)ロープロファイル/低背の製品も多くあるようで、じゃ、ロープロを試すんだからねッ、と誰かに言い聞かしてポチってみました。
※写真:いにしえのPS/2版Realforceフルキーと並べてみた
さまざまな需要を満たす製品群
しかし、めっちゃ種類がある。
中華製ではあるが、高品質っぷりが魅力らしい。価格も結構堂々としている。高いやつは4万とか平気でしてる。
需要のニッチな部分もまるごと上手いこと攻めてるようで、ワイヤレス、ミニサイズ(ミニマム)、ゲーミング、変態勢、アップル教信者と全域に渡っている。
おおかた、以下のグループがあるようです。
1.通常タイプとロープロファイル(Kシリーズ)
フル/テンキーレス/約75/65%の小型/変態配列
※奇数がロープロ、偶数が通常スイッチ
3.旧型?(S・V等)
4.高級タイプ(Qシリーズ)
5.普及タイプ(Cシリーズ)
6.薄型パンタグラフ(Bシリーズ)新製品
※製品により、Bluetooth、2.4G、LED搭載、キースイッチ交換、QMK対応など
※日本語配列製品もあるが、一部、変態配列に注意
一番売れてるのが、Kシリーズで量販店でも扱いがある、なぜか、MacユーザーにK2やK8(通常テンキーレス版)が人気という事らしい。なぜぇ?インフルエンサーの影響なのかも。
その性で、K2やK8シリーズの中古が市場に潤沢にあるようです。
※Win/Mac切替スイッチやキーキャップが付属
CやBシリーズは7000円前後ですが、メカニカル式のものは、人気のKシリーズで16000円前後といったところのようです(さらにPro版・Max版が用意されてます)
高級のQシリーズは、静音性やカスタム、ノブが付いてるようです。ただ、4万超えです。HHKBやRealforceの最新もそれに近い価格ですけども。
お店によって、結構値段が違うし、(日本商習慣じゃありえんが)公式ショップの方が安いようにも見えますw
※日本公式代理店よりも安いという罠
(;^ω^)Paypalかクレカのみ
じゃ、おまいは何をゲットした
どんな感触なのか、試してみたいにも、近くのお店には取り扱いがないので、秋葉の中古ショップから吟味して、安かった、こちらをゲット。
Keychron S1(有線のみ、茶軸ロープロPBT、75%配列、RGB、QMK対応)
どちらかというと不人気な変態気味で、Kシリーズでいう所、K3に近い(こちらは無線有り)
ロープロファイルは絶対で、赤軸が良かったけども、ロープロファイルだと感触がだいぶ変わるらしいので、茶軸でもOKとした感じ。
あと、75%配列も試してみたかった。
75%だと、HHKBには無い、ファンクションキーや右上辺りのキー群も一部、搭載されている。
ファンクションキーやPgUP/PgDown/Home/Endって結構多用するんですよね。HHKBだと、未だに慣れず、もたついてしまう。
ボディが全部、鉄製。なので、鈍器レベルで、めっちゃ重い。
HHKBの2倍くらいあるんじゃないだろうか。
さらに掴みどころも無いし、片手で持ち上げる事が出来ません(キーキャップ自体を掴んでしまう)
さらに、足部分がこんなで、ゴム自体のそれで高さを調整します。
※Kシリーズだと、普通のギミックで足を立てれる、2段階
この重さも相まって、どんなタイピングをしようが、まず、動きません。
HHKBと比較してみて
サイズ感の見た目はほぼ一緒、これは想定してた通り。キー1列&1行分大きいだけです。
ロープロファイルで、めっちゃ薄いので、大きくなった分は相殺されてる印象でもあります。
ほぼ、HHKBのボディ部高さに全てが収まってしまってます。
(;゚Д゚)
余りにも低くて、タイピングに違和感があるんじゃ、と心配してましたが、まったくもって不要でした。
めっちゃ打ちやすいし、手首への負担無く、タイピングポジションから、(ほぼ)キー全域に指が伸ばせます。
ほぼ、全ての必要なキーにアクセスする事が出来るので、Fnキーを意識する事がありません。というか、必要ありません。
ただ、右端一列のキーは、いくらかの慣れが必要です。
案の定、結構、誤打します。
EnterやBackSpaceは、案外大丈夫だった。たまに、Enterの上の¥キーを押してしまう位。
っていうか、日本語配列に慣れ切ってるので、この分もある。
意外に気付いたのが、変換/無変換キーって結構利用してたんだ・・とw
※ファンクションキーで代用するしかない
(;^ω^)
あと、気になったのが、キーキャップのぐらつきが少ない点。
プラスティックという材質や成型技術、大量生産の都合もあり、キッチリピッタリに製造する事が難しいとは思うんですが、この辺、剛性感をめっちゃ感じるんですよね。
キーキャップが、PBTというタイプで、普通のABS製と比べて、硬いらしい。その性もあるかも。
LEDライティングは、様々なパターンが用意されています。
グリグリにRGBでアニメするものや、キー押下で変化するものだったり、20数種はあります。
キーボードを光らせる必要無し派ですが、パターン無し1色で落ち着いてます。
これなら、うるさくないですし。
キーキャップ自体の透過が無いので、周囲が光ってるだけなんですけどね。
輝度調整は出来ますが、このS1だと、このパターンだと赤色しか無いようです。
他のモデルだと、違う色に変更出来るようですけど。
※後述するVIAソフトで、違う色にカスタムできます
タイピングの具合
通常タイプのCherry軸なら一通り所有してますが、ロープロファイルは初めてです。
なんか、第一印象が、「あれ?これ赤軸じゃないの?」でした。
特にこれといったタクタイル感も感じなくて、押下圧も通常の赤軸のそれと非常に似てます。
って事は、ロープロ赤軸はめっちゃ軽いんじゃなかろうか。
※さらに光学式もあって、さらに軽いらしい&カチャ音うるさい
銀軸は酷かったし、Realforceの変荷重の35gキーも、個人的には誤打しやすい。
HHKBやRealforceの感触に近くて、これは良かった。
無音に近い静電容量に比べ、カチャカチャ音は、結構ウルサく感じますけども。
既に述べてますが、ロープロしか勝たんで脳内が巡っている所で御座いますw
(;^ω^)
その位、初手から、タイピングでの違和感がゼロ、自然なフォームでタイピングが出来ます。
静電容量に、ロープロファイルが無いのが悔しい。選択肢の豊富なCherry互換勢が羨ましい。
カスタマイズQMKとか
もうひとつ、QMK対応ってのがある。
Keyboard Swamp(沼)の先には、自作キーボードなんていう少数部族がいて、それでQMKチップというものを儀式で使うんだそうです。
( ゚д゚)!?
VIA(オープンソース)というソフトで、キー配置やマクロ、Fnレイヤー設定・LEDなど、細かく設定する事が出来るらしい。
Keychronでは、製品名の最後にQMK/VIAと記載されたものが、それらしい。
量販店にならぶようなメーカー品で、QMK対応してるのは、Keychronのみの現状。
幸いにも、自分が購入したS1も対応との事で、ちょっと期待してる所でもあります。
GitHubからVIAをゲットできます。
※追記:Webブラウザからでも操作できる(https://usevia.app/#/)
Keychron S1を自動認識してくれ、現在の設定値を読み込んでくれてる。
やべ、思っていたよりも、細かく設定できんだ。。これは、ヤベーぞ(歓喜)
(;゚Д゚)!?
変更すれば、直で反映されるようで、遊んでて色々弄りすぎて、デフォルトに戻せないんだが。。w
普通のキーボード操作には無い、長押しで違う操作にしたり、マウス操作、メディア操作、マクロ、その他機能がもっさりとある。日本語関連のキーも設定できるようだ。これは凄い。
凄いというか、変態レベルのカスタムが可能だw
(;’∀’)
※キーボード/ファームウェア側で制限されてなければ全て利用可
上記例、Fnキー同時押しでマウス操作が可能になる。
カーソルで移動、PgUp/Downでホイール、Home/Endでチルト操作になる。
移動が独特で、キーだけで操作するには難しそうですが、慣れればマウス不要に?
どう、頑張ってもスティックポインタ並みの使いやすさにはならないでしょうけども。
上記例:ブラウザの戻る/進むの操作。
使わなそうな単体キーに設定すれば、1キーのみで操作が出来る。
※ALTとカーソル左右でも出来るが
ね、十分に変態でしょ。
(;^ω^)
下向き三角は、Fnキー押下時でも、前の状態を引き継ぐ場合。
S1では(多分他Keychron製品も)、Macがレイヤー0/1、Winが2/3になるようですが、説明書には、0で設定するようにとか書かれてるが、なんかいまいちよー分からん。
一番不要なキーと思われる、右上の一等地にLEDキー、「漢字キー」を割り当てようかと思ったのですが、ここは固定のようで変更出来ませんでした。
追記:勘違いでした。KC_GRVが相当キーですがチルダ扱い
※DELキーの左隣も、特殊キーに見えますが単にPrintScreenキー
SPECIALでAnyキーでLALT(KC_GRV)と設定すれば、一発で日本語モード切り替えが出来ました。
使いやすいかどうかは、別としてですが。
(;´∀`)ちょっと遠い
日本語モード切替は、ググってみると、人それぞれ工夫されてるよう。多用するだけに、悩ましいところです。
他のCJK(中韓)での英語配列利用者は、どんな工夫してんのか気になった。
※HHKB/JPに似せて、LALTを漢字キーにして落ち着きました
ゲーム等で移動で使われるWASDに、マウス移動を登録してみると、意外に操作しやすかった。
※Q/Eが左右ボタン、ドラック操作もギリギリできる
SPACE長押しLT(3,KC_SPC)で、レイヤー3で動くようにする。
SPACEなら、遊び気味な左手親指で、レイヤー3へのトリガー開くのに丁度良い感じ。
右手に茶碗持っていても、左手だけでPC操作が出来ちゃうぞ。
(;´Д`)
※んでも、こんな設定にしちゃうと、ゲームの時に邪魔になる(スペースは多用するから)
この機種では16個のマクロが登録できるようです。
ゲーミングでもよく使われるやつ。
※1キー押せばで、チャット欄に「F*ck u B*tch!!」と書ける便利なやつ
※筆者のゲームライフはすさんでおります、はい
(;´∀`)
プレスの他、KeyUp/Down単体、テキスト文が書けます。遅延とか無いみたい(Upgrade firmware to use delaysとは書かれてる)
そういやQMKには鍵する仕様が無いようなので、お店とか友人のQMKキーボードにイタズラできてしまいます。
決して、上画像のように設定して、友達を無くす事のないように。
(;^ω^)
※最悪は、かなりエグいシロモノを登録もできるね・・(悪用注意)
追記:っていうか、英語配列に慣れない(2週間後)
想定はしていましたが、長年、日本語配列ばかり触ってたので、どうにも、英語配列をなかなか受け付けてくれません。
(;´Д`)・・・
記号を打つ時は、まず、必ずミスタッチ。再度、キーを見て、打つというストレス。
IME設定を変えて、CTRL+SPACEでも漢字モードに切り替えられるようにはしてますが、どうにも、気軽に日本語をタイピングする事ができない。
あと、微妙な所ですが、カーソルキーがそのまま並んでるので、無意識にカーソル移動させる事ができない。配置的には、HHKBと同じなのですが、カーソル左横の空間が如何に重要だったか。
数字キーのミスタイプ。
気が緩むと、Enterキーの上キー(¥)を叩いてしまう。
HHKBのように65%配列の潔さ(上段は数字)の慣れが取れない。
最初は軽いと思ったキー押し重さも、そうでもなくなった。
いずれも、慣れと時間が解決してくれるでしょうけど、なかなかに厳しいという現状で御座います。
Home/Endキーの存在を忘れる。
ホームポジションが定まらない。ロープロの性?
(;´Д`)
追加:フラット形状への解決策
凹凸が少ないフラット風な形状に馴染めない所もあったのですが、いにしえから伝わる工夫で、これを解決する事が出来ました。
写真をご覧頂くと、分かるかと思いますが、上下左右に回転させて取り付けちゃう。
数ミリ程度ですが、ブラインドタッチでもキー表面の傾きを感じる事が出来ます。
※キーキャップ形状、手前側が、若干高い
写真では分かりにくいですが、カーソルキーも全部変えてます。キー上部が高くなるようにしてるので、手探りでカーソルキーの位置が分かるようになった。
ストレスの原因となっていた多用するEnterキーやDelキーも、上部が高くなるようにして、ミスタッチを防いでます。
あと、日本語入力で多用するF6からF10キーも、目印的な意味で上下反転させてます。
Keychronのスイッチはどこ製なのか分かりませんが、キャップとの接続はCherry軸な十字の形状なので、通常サイズのキーキャップとか流用して、差別化してみるのもアリかもしれない。
見た目には、ヒドくなりそうですけども。。
(;^ω^)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません