【PC】Thinkpad X260でサーバ版Ubuntuでファンコン@電源周り

プライベート

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ジャンクなThinkpad X260をゲッツして以来、サーバとして構築しているところで御座いますが。

【JUNK】ジャンクなTP X260をゲッツしたんだが@ガイコツPC化

(ガワ+基板+LCDパネル別々に入手、キーボードとかバッテリーが無い状態)

最初、デスクトップ版Ubuntu22.04を入れていてテストしていた時は、なんら問題なかったんですが、サーバ版を入れたら、CPUクーリングファンが、全開動作するようになってしまった。

(;´Д`)なんでや

やっぱ、サーバ版とデスクトップ版って、色々と細かい所が違うようです。

んで、ファン動作するように設定した記録です。

ちなみに、BIOSで設定しても、症状変わらずでした。

とはいえ、ググればいくらでもヒットしますが、Thinkpad X260限定として、コピペすればイケるという感じでw

必要なパッケージのインスコ

sudo apt install lm-sensors thinkfan

lm-sensorsは、センサー値を読み取れるコマンドsensorsが利用できるようになる。

thinkfanは、Thinkpad向けのファンコントロールサービス。

センサーの調査

sudo sensors-detect

これを実行して、各センサーの状況を確認出来ます。そして、最後の質問で「YES」としてください。

/etc/modulesに、必要なモジュール(coretemp)が書き込まれます。

モジュールの読み込み

sudo vi /etc/modprobe.d/thinkpad_acpi.conf

で、新規作成の上、以下の行を追加。

options thinkpad_acpi experimental=1 fan_control=1

これで、thinkpad_acpiというモジュールが読み込まれるようになります。ここで、再起動しておく。

ファンコンの設定

sudo vi /etc/thinkfan.conf

で、新規作成の上、設定を記述していきます(インストール時に作成されてなかった)

hwmon /sys/devices/virtual/thermal/thermal_zone0/hwmon1/temp1_input
hwmon /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon2/temp3_input
hwmon /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon2/temp1_input
hwmon /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon2/temp2_input

(0,    0,    60)
(1,    60,    65)
(2,    65,    70)
(3,    70,    75)
(4,    75,    80)
(5,    80,    85)
(7,    85,    32767)

これをコピペすればイケます。多分、兄弟機のX270/X250/X280でもイケるかもしれない。

上4行は、温度センサーデバイスの情報で、下部()は、ファンのコントロール設定になります。

左から、ファンレベル(0:停止~7:最大)、温度の範囲となってます。簡単ですね。

これはthinkfanのデフォルトなのですが、60度を超えるまでは、ファン停止なので、必要に応じて設定してみてください。

sudo thinkfan -n

このコマンドで、テスト動作させる事が出来ます。

ファンコンの動作

ファンコンは、自動で動作するようになっています(サービス)

sudo systemctl enable thinkfan

これで、サービスとして登録されます。

sudo systemctl start thinkfan

これで、起動となります。すぐさま、ファンが落ち着くのが分かるかと思います。

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sensorsコマンドの結果でも、ファンが0RPMとなっていて停止してるのが確認出来ます。

それでも、室温+9度で維持してるという、Core i3 6100Uの省エネっぷりが凄い。

ちなみに消費電力は5W(LCD表示時)だもの。

CUIログイン待ちでの画面消灯

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サーバ版にすると、ログイン画面が自動で消灯してくれない

SSHアクセスがベースとなるので、そもそも画面が不要だ。

sudo vi /etc/default/grub

で、以下のように編集すればいい。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="consoleblank=30″

30という数字は、秒数になる。0は常時点灯。

sudo update-grub

で、すぐさま適用になる。

これを適用すると、画面がOFFになり、消費電力も3Wまで落ちる。こんだけの消費電力だと発熱しない理由が分かる。

ノート閉じても寝ない

閉じてもスリープしないように設定します。

sudo vi /etc/systemd/logind.conf

の以下の部分を書き換えます。

HandleLidSwitch=ignore

サービスを再起動して、適用します。

systemctl restart systemd-logind

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Posted by nabe